「良いモノ」というだけでは認知されない時代
情報過多社会に埋もれさせない新時代の販促を
30年前までは新聞、雑誌、テレビ、ラジオからしか情報を得ることができませんでした。これらに取り上げられたお店にはお客さんが殺到し、商品は爆売れする。取り上げられなくても、広告料を払って掲載すれば集客できるというシンプルな構図。当時はどの広告代理店も媒体掲載がメインで、お店や企業から予算をもらって様々な媒体に振り分けて広告出稿したり、「○○円で新聞のこの枠に載せませんか」というスペースブローカーと呼ばれる営業をしていたと思います。
私も雑誌の広告営業時代は、見本誌と企画書を鞄に詰め込み京都中を走り回り飲食店や企業に訪問し、「誌面を使って宣伝しませんか」と案内する日々を過ごしていました。この時代は良くも悪くも選択肢が少なかった。
ところが2000年代になり、インターネットが普及するにつれ、WEBでの新たなサービス、個人ブログなどが続々と登場する。Amazonは2000年、食べログは2005年にサービスを開始していますが、この頃から情報の取得方法は大きく変わっていきました。
個人のレビューや口コミというものが参考にされ始めたのです。
これをきっかけに、今まで視聴者、読者だった側の人々が情報を発信するメディア側へと変遷していくことになります。
その後、SNSが登場し、いよいよ個人が主役となり、現代のような「1億総メディア時代」が訪れます。
テレビやラジオのように決まった時間に視聴しなくても、雑誌や新聞のようにお金を払わなくても、スマホ1台あればいつでもどこでも無料で情報を得ることができる時代です。
YouTubeやTikTok、X(旧Twitter)のように情報発信することで収益化できるSNSも登場し、インフルエンサーの数は増加の一途をたどり、今もなお急速なスピードで増えています。
非常に便利で有益な時代になったと同時に、情報の偏り、記事の信ぴょう性、など多くの弊害も生まれています。
2024年1月1日に発生した能登半島地震でも、Xにてデマ投稿を流しアクセスを稼ぎお金儲けをしようとしたアカウントが続出した例は記憶に新しい。情報量が溢れすぎていて、情報の質に大きなばらつきが生まれ、「何が本当で嘘なのか」を個々に判断することが困難な時代になりました。
そのため、素晴らしい商品やサービスがあったとしても溢れる情報の波にのまれ、日の目を見ないという事態が多発しています。
思い切って予算を使って媒体に広告を出稿しても昔ほど効果も出ず、悩んでる企業の方もたくさんいらっしゃいます。
一念発起して自社でYouTubeチャンネルを作って、全く視聴されず3ヶ月で更新がストップしたという企業も多いでしょう。
あらゆるSNSが無料で利用できるため媒体に頼らず自由に情報発信ができるようになりましたが、その運営には高度な経験、感性、技術に加え時代の流れを読む力が必要とされるようになりました。
そこで、BOENではデザイン事業、販促PR事業、SNSコンサルなど様々な事業を組み合わせ、モノやコト、サービスが生まれるアイデア出しからデザイン、PR、クライアント様のSNS運用サポートまで一気通貫でお手伝いできる体制を整えております。
「オシャレだから売れる」「美味しいから流行る」という時代は残念ながら終わりました。
しかし、モノの魅力と個性を最大限に引き出すデザインやコンセプトを作り、ストーリーを練り上げ、相性の良い手法を取り入れたPRを根気よく続けていけば、必ず長く愛される商品になります。
長年の経験と、自社メディアの立ち上げ、成功体験から得た知識と感性で、共通の目標に向かってお力になれる企業様のご相談お待ちしております。
《代表PROFILE》
亀岡生まれ京都育ち。2002年京都の大学を卒業後、「楽しいことを伝える仕事」を志し、地元京都の出版社に入社。2017年までの15年間で、月刊情報誌の販売、広告営業、制作、新情報誌の創刊編集長、WEB版情報サイトの立ち上げ責任者を経験し2018年に独立。
2018年「京都速報」を立ち上げ、WEBやSNSを中心にグルメ情報を発信しながら、ディレクターとして、長年仕事をしてきたフォトグラファー、デザイナー、ライター達とチームを組み様々な企画、デザイン、PR事業に従事。
趣味/キャンプ、食べ歩き、モンハンの達人だったが独立と共にコントローラーをおく
メディア出演・情報誌/関西ウォーカー(KADOKAWA)、meets regional(京阪神エルマガジン社)、ノジュール(JTBパブリッシング)
メディア出演・TV/谷口流々(KBS京都)、ほんまでっか⁉TV(フジテレビ)