編集長の独り言

編集長のリレキショ たかたか鬼ごっこ

「京都速報の編集長は何者なん?」と思ってる方も多いと思うので、自己紹介の兼ねて昔話をつらつら書いていこうと思います。

「京都(の田舎)生まれ京都育ち、京都の大学を卒業後地元の出版社で様々なプロジェクトを経験し独立。」

簡単に言うとこんな感じです。

古い記憶を辿り、今回は小学5年の時のエピソードをご紹介したいと思います。

当時小学校では、「中間休み」と「昼休み」という二大休み時間がありました。(今も?)

この時間になると、生徒が一斉にグラウンドに出てドッジボールをクラス毎に行うという習慣がありましたが、私はこのドッジボールが「大の苦手」でした。

参加しないという選択肢もなかったわけではありませんが、空気を読めばとてもそんな選択はできません。

そこで私は常々考えるようになりました。「ドッジボールに代わる遊び」を。

常々考えていてもそう簡単に思いつくはずもなく時は流れ、やがて“その時”はやってきました。

運動場にある遊具で遊んでいた時、登り棒、ブランコ、滑り台、ジャングルジム、土管、シーソー、うんてい、全ての遊具が隣接していることに気づいたんです!

すべての遊具を地上に降りず移動できるか試してみるとなんと可能!

そこで遊具の端から端まで地面に足をつけず競争するという遊びを考え仲間内で開始しました。

最初は結構盛り上がったのですが、やがてぶっちぎりに強い奴が現れ、誰も勝てないと分かると皆飽き始めました。

「やはりドッジボールには勝てないか」と諦めかけた時、鬼ごっこをしているとある二人が器用にジャングルジム上を駆け回っている姿を目撃し閃いたのです。

「そうだ!遊具から降りてはいけないというルールの鬼ごっこをやってみよう!」

早速仲の良い友達を集めやってみるとめちゃくちゃ楽しい!逃げることのスリルが普通の鬼ごっこの比ではなかったのです。

すぐに私はこの遊びに名前をつけることにしました。

高いところにいれば鬼に捕まらない「高鬼」にちなんで、高いところにしか居られない「たかたか鬼」としました。

するとこの遊びが学年中で大流行し、なんと苦手だったドッジボール遊びが消滅したのです。

この時私は、全く知らない生徒達が自分の考案した「たかたか鬼」で遊んでいる姿を眺めながら高揚感を抑えきれずにいたことをハッキリと覚えています。

ずいぶん昔のことなのでいいように記憶が改変されているかもしれませんが、この時の経験が現在の仕事に影響を及ぼしているのは間違いありません。

誰かが楽しむきっかけを作る”ということが好きなんです。
昔からずっと。

ちなみにビジネスの場においてもネーミングというのは非常に大事だと思っており、大きな仕事が始まればまずプロジェクト名から考えます。プロジェクト名が決まれば、当事者全員が同じ方向を向きやすくなりますから。まあ世の中、何かが生まれたら最初に名前を付けるもんですもんね。

おわり。

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